AIで議事録を自動作成する方法|Google Meet・Zoomの議事録Botの使い方と、決まったことの残し方
公開日:/更新日:
7日間無料で試すAIで議事録を自動作成するには、Google MeetやZoomの会議に「議事録Bot」を参加させて録音と文字起こしを任せ、できた議事録をあとで探せる場所に残します。議事録Botとは、会議URLを渡すと参加者のひとりとして会議に入り、話した内容を記録して議事録にするプログラムのことです。
要点
- Google Meet・Zoomの議事録の自動化には、会議サービスの文字起こし機能、録音してAIに渡す方法、議事録Botの3つがあります。
- 議事録係を置かずに毎回残したいなら、会議URLを渡すだけで済む議事録Botがいちばん手間がかかりません。
- 議事録は「どこに残すか」で使われ方が変わります。その会議が進める仕事(ゴール)のそばに置くと、あとからAIが読んで答えられます。
- 録音・文字起こしには参加者の同意が要ります。人名や金額は、AIの議事録でも人が見直します。
議事録を手で取っていると、書いている人は議論に入りにくくなります。会議のあとに清書して共有するまでに時間もかかり、共有したファイルは誰も開かないまま埋もれていきがちです。
この記事では、AIでGoogle MeetとZoomの議事録を自動で取る方法を比べたうえで、Addness(アドネス)の議事録Botでの具体的な手順と、取った議事録をどこに残すと後で使えるかを説明します。議事録から宿題を拾ってToDoにする話は、最後に短く触れます。
AIで議事録を自動作成する3つの方法(Google Meet・Zoom)
議事録の自動化には、大きく分けて3つのやり方があります。どれが正しいというより、会議の数と、残した議事録を誰が何に使うかで選びます。
| 方法 | やること | 向いている場面 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 会議サービスの機能を使う | Google MeetやZoomの文字起こし・要約の機能をオンにして会議をする | 社内の会議が同じ会議サービスにそろっている | 使えるかどうかがプランや管理者の設定で変わる。開始を忘れると残らない |
| 録音してAIに渡す | 会議を録音・文字起こしし、そのテキストをChatGPTやClaudeに渡して議事録の形にする | 会議が少なく、費用をかけずに試したい | 保存・貼り付けが毎回手作業になる。社外の会話を外部のAIに渡してよいか社内で決めておく |
| 議事録Botを参加させる | 会議URLを渡すと、Botが会議に入って録音し、文字起こしと議事録を作って保存する | 会議が多い。Google MeetとZoomが混ざる。社外との商談も残したい | 会議側でBotの参加を許可する。参加者にBotが見えるので、録っていることを伝える |
会議サービスの機能は、追加の道具が要らない点が楽です。ただ、Google MeetとZoomを両方使う会社では、議事録の置き場が会議サービスごとに分かれてしまいます。録音してAIに渡す方法は、無料で始められる代わりに、会議のたびにファイルを保存して貼り付ける人が必要です。
議事録Botは、会議サービスをまたいで同じ手順で使え、保存先も自分で決められます。会議の数が増えてきたら、ここに寄せると手作業がほぼ残りません。
議事録Botの仕組み(会議の録音から文字起こしまで)
議事録Botは、会議の参加者一覧に名前のついた参加者として現れます。Addnessの議事録Botの場合、流れはこうです。
- 会議URLと保存先を指定して、議事録作成を依頼する
- Botが会議に来るので、会議側で参加を許可する
- Botは会議のチャットに、議事録を作ることを知らせる案内を投稿する
- 会議が終わると、AIが作った文字起こしの議事録が保存先に入り、通知が届く

参加者からは、Botは「〈依頼した人の名前〉の議事録bot」という名前で見えます。組織の管理者は、組織の設定の「議事録bot」から、Botの名前・画像・参加時の案内文を会社に合わせて変えられます。社外の方との会議で「これは何だろう」と思われないよう、会社名を入れておくと親切です。
議事録を自動化する前に決めておくこと
参加者の同意をどう取るか
会議の録音・文字起こしには、参加者の同意が要ります。Addnessでは、録音中であることが参加者全員に表示され、途中から入った人にも同意の確認が出ます(拒否した場合は退出になります)。それでも、社外の方がいる会議では、冒頭に一言「議事録用に記録しています」と伝えておくと行き違いが起きません。
AIの議事録を誰が見直すか
文字起こしは、人名・社名・金額・日付で聞き間違いが起きやすくなります。たとえばアドネス社の会議では、「架電」が「家電」と書き起こされていたことがありました。外部に出す議事録や、金額が決まった商談の記録は、担当者がその部分だけでも見直すと決めておきます。マイクに近い席で話す、1人ずつ話す、といった基本も精度に響きます。
議事録をどこに残すか
自動化でいちばん見落とされやすいのがここです。議事録が会議サービスごと、人ごとのフォルダに散らばると、「あの件、どの会議で決めたっけ」を探すのにまた時間がかかります。次の節で詳しく説明します。
議事録はどこに残すと使われるか
議事録の置き場には、ざっくり2つの考え方があります。
| 置き場 | 探し方 | 向いている会議 |
|---|---|---|
| 会議ごとのフォルダ(日付順) | 日付や会議名から探す | 定例など、記録として残しておけばよい会議 |
| その会議が進める仕事(ゴール)のそば | 仕事の画面を開くと、関係する議事録が並んでいる | 商談、プロジェクトの打ち合わせなど、決まったことで次の動きが変わる会議 |
フォルダ型は整理しやすい反面、議事録と仕事が別の場所にあるので、仕事をしている人が議事録を開きにいく理由がありません。Addnessでは、会議を依頼するときに「ゴールに紐づける」でゴールを選ぶと、議事録はそのゴールのリソース(ゴールの資料置き場)に保存されます。たとえば「〇〇社への提案を受注する」というゴールに商談の議事録をためていけば、提案資料を作るときも、次の商談の準備をするときも、そのゴールを開くだけで過去のやり取りがそろっています。
AIに読ませるときも同じです。議事録がゴールのそばにあれば、AIはそのゴールの目的・これまでの経緯・議事録をまとめて読めます。議事録のファイルを探して毎回貼り付ける手間がなくなります。こうした「会社の情報をAIが読める一か所に集める」考え方は、カンパニーブレインとはで詳しく書いています。

ゴールを選ばずに依頼した議事録は、自分のドライブの「議事録Bot」フォルダに入ります。とりあえず全部の会議を録っておき、大事な会議だけゴールに紐づける、という使い分けもできます。保存された議事録は、AIドライブでタグ「議事録」「文字起こし」「会議録画」を選ぶと絞り込めます。
AddnessでGoogle Meet・Zoomの議事録を自動で取る手順
Addnessの議事録Botは、Google Meet(https://meet.google.com/ のURL)とZoom(https://zoom.us/j/ のURL。パスワード付きのURLを貼ります)に対応しています。入口は3つあり、どれを使っても議事録は同じ形で残ります。機能の全体はMeet・Zoom議事録Botの機能ページにまとめています。
議事録ページから依頼する(Google Meet・Zoom共通)
- 議事録ページ(https://www.addness.com/meeting-notes )を開き、「議事録作成を依頼」を押します。今はメニューからの入口がないので、URLを直接開きます。
- 会議URLを貼ります。ゴールの議事録にしたいときは「ゴールに紐づける」でゴールを選びます。
- 議事録タイトルを入れます(120文字まで)。
- 「会議の動画も保存する」を選びます。既定でオンです。オフにすると録画は残さず、音声からの文字起こしと議事録だけを保存します。
- 「議事録作成を依頼」を押して送ります。
- Botが会議に来たら、会議側で参加を許可します。
会議が終わると、文字起こしの議事録が指定した保存先に入り、通知が届きます。進み具合は、送ったあとの「処理状況を見る」から議事録ページで確かめられます。
Google Meetの画面からBotを呼ぶ
Google Meetが中心なら、Chrome拡張機能「Addness Meet Recorder」を入れておくと、会議URLをコピーする必要もなくなります。Meetの画面下、マイクやカメラのボタンが並ぶ列にある青い「Addnessで録画」を押し、開いたパネルで「● Addnessで録画する」を押すだけです。この入口ではゴールは選べず、パネルで選んだ組織の、自分のドライブの「議事録Bot」フォルダに保存されます。
Googleカレンダーの予定ごとに録画を予約する
定例のように決まった会議があるなら、カレンダーから予約しておくのが楽です。個人設定 › 連携の「議事録botのカレンダー連携」で「Googleカレンダーを連携」を押すと、議事録ページの「これからの予定」に予定が並びます。会議URLのある予定ごとに、録画するかどうかを切り替えられます。やめるときは「連携を解除」を押します。予約済みの録画は取り消されます。
Addnessの中の会議・対面の会議
Google MeetやZoomを使わず、Addnessの中で会議をすることもできます。ゴールの行の「…」メニューから「ミーティング」を選んで入室し、「議事録の作成を開始」を押すと、議事録はそのゴールのリソースに残ります。会議室での対面の打ち合わせなら、画面右上の「録画・録音・ミーティング」から「ミーティング」を選び、PCを会話が聞こえる場所に置いておくだけで文字起こしが進みます。Addnessの中の会議では、AIによる要約・整理の議事録と、話者を分けた全文の文字起こしの2つが残り、元の音声ファイルは文字起こしのあとで消されます。
残った議事録をAIに読ませる
議事録を自動で取れるようになると、次は「読む」手間が残ります。Addnessの議事録は、MCP(AIを外部の道具につなぐための共通の仕組み)でつないだClaude CodeやCodexからも読めます。AIは、つないだ人が見られる範囲の議事録を読みます。つなぎ方はAIとつなぐ(MCP連携)にあります。
頼み方は、ふだん人に聞くのと同じで構いません。
先週の定例で決まったことは?
「〇〇社への提案を受注する」のゴールにある商談の議事録を全部読んで、
お客様が気にしていた点と、こちらが約束したことを一覧にして。
アドネス社では、法人営業の担当者がこの使い方をしています。商談に議事録Botを呼んで記録をため、AIに営業3人の議事録をまとめて、よく聞かれる質問と響いた答え方を出すよう頼んだところ、AIは44本の議事録を約16分で読み、営業が使う回答集をAddnessのナレッジ(社内の手順や知見を置く場所)にまとめました。その後は決まった時刻に前日の商談の議事録を読み、新しく出た質問を回答集に足し続けています(Addness使いこなし事例 vol.7)。
採用の面談でも同じ形で使っています。オンライン面談を議事録Botで記録し、面談のあとにAIが文字起こしを読んで、応募した理由・入れる曜日と時間・不安に思っていることを応募者ごとの記録に書き込みました(vol.13)。
決まったことをToDoにするところまで
議事録から「誰が・何を・いつまで」を拾い、担当者ごとのToDoにするところもAIに頼めます。アドネス社の約40分の会議では、会議のあとにAIへ一言頼むだけで、宿題10件と、時間まで決まった打ち合わせ2件が、それぞれの担当者のToDoになりました。名前の聞き間違いはメンバー一覧と照らして確かめ、担当者が決まらない項目は入れない、という決まりも一緒に渡しています(vol.11)。ToDoがゴールの下に並ぶと、チームの誰が何を進めているかも追いやすくなります(チームの進捗管理を見える化する方法)。
料金と、議事録Botを使える回数(2026年10月時点)
議事録Botは、Starter以外のプランで使えます。料金は使う人の数で決まり、1人あたりの月額です。
| プラン | 月払い(1人あたり) | 議事録Bot |
|---|---|---|
| Starter | $4.99 | なし |
| Pro | $19 | 月3回 |
| Focus | $39 | 月300回 |
| Unlimited | $69 | 無制限 |
年払いは2か月分が無料になります。Pro以上の月払いは7日間無料で試せます。議事録の生成にはAIトークン(AIの利用枠)を使い、残高が足りないと開始できません。詳しくは料金ページをご覧ください。
よくある質問
Google Meetの議事録を自動で作るのに、Chrome拡張機能は必須ですか?
必須ではありません。議事録ページの「議事録作成を依頼」に会議URLを貼れば、拡張機能なしでBotを呼べます。拡張機能は、Meetの画面からURLをコピーせずに呼びたいときの近道です。ゴールに紐づけたいときは、議事録ページから依頼してください。
Zoomの議事録も同じように自動作成できますか?
できます。議事録ページで、ZoomのURL(https://zoom.us/j/ で始まるもの)を貼って依頼します。パスワード付きのURLを貼ってください。
AIの議事録は無料で自動作成できますか?
AddnessにはFreeプランがないため、議事録Botは有料プランの機能です。Pro以上の月払いなら7日間無料で試せます。費用をかけずに試すだけなら、会議サービスの文字起こしを保存してAIに渡す方法もありますが、保存と貼り付けは毎回手作業になります。
Google MeetとZoom以外の会議にも対応していますか?
議事録Botが入れる会議は、Google MeetとZoomの2つです。ほかに、Addnessの中で行う会議と、会議室での対面の会議も議事録にできます。
会議の録画は残りますか?
「会議の動画も保存する」がオン(既定)なら、録画も議事録と同じ保存先に残ります。オフにすると、文字起こしの議事録だけが残ります。
議事録は誰が見られますか?
議事録Botで作った議事録は、依頼した人が見られます。ゴールに紐づけた場合は、そのゴールを見られる人が見られます。ドライブの「共有」で、ほかの人に見せることもできます。組織の管理者は、担当に関係なく見られます。
次にやること
まずは次の会議ひとつで、議事録ページから議事録Botを呼んでみてください。そのとき、会議が進める仕事のゴールを選んでおくと、議事録がどこに残るかを実際に確かめられます。Addnessを始めるには、Addnessのはじめ方から登録して、最初のゴールを置きます。
社内の会議をどのゴールに結びつけるか、どこまでAIに任せるかを相談したい方は、無料の導入支援をご利用ください。担当者が、今の会議と議事録の回し方を伺いながら一緒に決めます。Addnessがどんなサービスかを先に知りたい方は、Addnessとはをどうぞ。
この記事を書いた人
アドネス株式会社 マーケティング 竹内翼
Addnessのマーケティング責任者。150人規模の会社で人事責任者も務めました。
