日報・週報をAIで自動作成|書き方とフォーマット例、プロンプト、上司も読みやすくするコツ

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要点

  • 日報をAIで作成するとは、その日の仕事の記録をAIに渡し、決まった形の日報に整えてもらうことです。
  • 書く手間の大半は「今日何をしたか思い出す」ことにあります。材料を仕事の途中で残しておけば、AIが整える部分は数分で終わります。
  • 週報は、1週間分の日報や仕事の記録をAIに読ませ、案件ごとにまとめ直させると作れます。
  • 続けるには、日報のためだけの入力をなくし、普段の仕事の記録をそのまま材料にするのが近道です。

日報をAIで作成するとは、その日のメモやToDo、会議の記録をAIに渡し、社内の形に合わせた日報の文章に整えてもらうことです。週報も同じ考え方で、1週間分の記録から自動で作成できます。

日報や週報は、書く側にとっては一日の終わりの事務作業で、読む側にとっては人数分の文章を読む仕事です。AIを入れると、書く側の「思い出して文章にする」手間はかなり減らせます。ただ、AIは渡された材料以上のことは書けないので、材料をどこにどう残すかで出来が決まります。

この記事では、無料のチャットAIでもすぐ試せる日報の作り方から、週報の自動作成、上司が読む側の工夫、続く仕組みまでを順に説明します。後半では、Addness(アドネス)で仕事の記録から日報・週報を作るやり方と、アドネス社が別の日報を書かずに全社のレポートを受け取っている例も紹介します。

日報・週報づくりで時間がかかっている所

日報に時間がかかる理由は、文章を書く速さよりも、その前の段階にあります。夕方になって「午前中に何をしたか」を思い出し、チャットやメールをさかのぼり、それを決まった形に書き直す。この思い出す作業と書き直す作業が、時間の多くを占めます。

さらに、同じ内容を何度も書いている会社も少なくありません。タスク管理の表を更新し、チャットで報告し、そのうえで日報にも書く。書く場所が増えるほど、どこかが抜けたり古くなったりします。

読む側にも手間があります。人によって書き方が違い、長さもばらばらです。「順調です」とだけ書かれていると、何がどこまで終わったのかは本人に聞き直すしかありません。部下が5人いれば、毎日5本の違う形の文章を読むことになります。

AIで減らせるのは、このうち「整える」「まとめる」「読む量を減らす」の部分です。「思い出す」部分は、材料を仕事の途中で残す仕組みがないと減りません。

図:日報の時間は、思い出す・整える・読むの3つにかかる。AIで減るのは整える・まとめると読むの部分で、思い出す部分は材料を仕事の途中で残す仕組みがないと減らない。

AIで日報を作成するやり方を、手軽さで選ぶ

最初は表のいちばん上から試し、続けられそうなら下に進むのが無理のない順番です。

やり方AIに渡す材料書く側の手間向いている場面
メモを貼ってチャットAIに整えてもらう仕事の合間に書いた箇条書きのメモメモを書いて貼る。毎回プロンプトを入れるまず1人で試したい
決まったプロンプトを使い回すメモ+社内の日報の形を書いたプロンプトメモを書いて貼るだけチームで書き方をそろえたい
仕事の記録からAIが自動で作るToDoの完了・コメント・会議の記録など、普段の仕事の記録日報のための入力はほぼ無い毎日続けたい、上司がまとめて読みたい

1つ目と2つ目は、ChatGPTやClaudeなどのチャットAIがあればすぐ始められます。3つ目は、仕事の記録が一か所に残っていて、AIがそこを読める状態が前提です。

日報の書き方とフォーマット(AIに渡す型)

日報の書き方で大事なのは、読む人が知りたい順に、事実と自分の考えを分けて書くことです。AIに日報を作らせる時も、この型を先に決めて渡すと、毎回同じ形で返ってきます。社内に決まったフォーマットがあれば、そちらを優先してください。

項目書くこと書き方の例
要約いちばん伝えたいこと〇〇社に見積もりを送り、返事待ち
やったこと終えた仕事を事実だけで〇〇社へ見積もりを送付
進んだこと目標に対してどこまで来たか提案資料は構成まで
困っていること止まっている所と理由仕様の確認が取れず着手できない
判断してほしいこと上司に決めてほしいこと値引きに応じるか
明日やること次に手を付ける仕事提案資料の本文を書く

書く時は、「送付した」のような事実と、「先方は前向きに見えた」のような自分の見立てを分けておくと、AIも読む人も取り違えません。「順調です」で終わらせず、何がどこまで終わったかを書きます。相手の名前や金額はAIが補えないので、メモの段階で書いておきます。

週報のテンプレートは、同じ型を1週間の単位に広げたものです。「今週の要約」「案件ごとの進み具合」「止まっていること・判断してほしいこと」「来週やること」の順にすると、日付順に並べるより、案件ごとの状況が読みやすくなります。AIに頼む時の文例は、このあとの「週報をAIで自動作成するやり方」にあります。

日報をAIで作成する手順

チャットAIで日報を作る時の、基本の流れです。

  1. 日報の形を決める。 「やったこと」「進んだこと・数字」「困っていること・相談」「明日やること」のように、項目と順番を決めます。社内に決まった形があれば、それをそのまま使います。
  2. 仕事の途中でメモを残す。 1つ終わるごとに「〇〇社に見積もりを送付」「資料の3章まで」のように、事実だけを短く書きます。文章にする必要はありません。数字や相手の名前はここで書いておきます。
  3. AIに整えてもらう。 終業前に、メモとプロンプトを一緒に渡します。
  4. 事実を確かめ、自分の考えを足す。 AIはメモに無い数字や出来事を補ってしまうことがあります。数字・日付・相手の名前は必ず見直し、「なぜそう判断したか」「何に困っているか」は自分の言葉で書き足します。
  5. 読む人に合わせて短くする。 上司には3行の要約、チームには全文、のように渡し方を変えると読まれやすくなります。

そのまま使える日報のプロンプト例

あなたは私の日報を整える係です。下のメモから、社内向けの日報を作ってください。
形は「今日の要約(3行)」「やったこと」「進んだこと・数字」「困っていること・相談したいこと」「明日やること」の順にしてください。
メモに書かれていないことは書かないでください。分からない所は「(要確認)」と残してください。文体はです・ます調で、全体で400字以内にしてください。
――メモ――
(ここに今日のメモを貼る)

職種によって項目を変えます。営業なら「訪問・商談の件数と結果」、開発なら「終わった作業と、レビュー待ちのもの」を足すと、読む側が知りたいことが先に来ます。プロンプトはチームで1つにそろえておくと、日報の形が人によってぶれません。

週報をAIで自動作成するやり方

週報を読む人が知りたいのは、今週どの仕事がどこまで進み、来週何をするかです。日報を5日分つなげただけでは、それが見えません。AIには、案件ごとにまとめ直すよう頼みます。

材料は、その週の日報か、日報が無ければ仕事のメモ・完了したタスクの一覧・会議の記録です。材料が多いほど、AIが勝手に補う余地が減ります。

下は今週5日分の日報です。これをもとに週報を作ってください。
日付順ではなく案件ごとにまとめ、同じ案件の記述は1つにしてください。
形は「今週の要約(3行)」「案件ごとの進み具合」「止まっていること・判断してほしいこと」「来週やること」の順にしてください。
日報に書かれていない成果は書かず、数字は日報にあるものだけを使ってください。

週報を自動化する時に気をつけたいのは、「来週やること」をAIに考えさせすぎないことです。AIが出した案はたたき台として受け取り、何を優先するかは自分で決めて書き直します。

上司が日報・週報を読む側の工夫

日報のAI化は、書く側の話になりがちです。実際には、読む側が楽にならないと「書いても読まれない」状態になり、書く側の手もやがて止まります。

まず、上司が日報で何を知りたいのかを決めて、形に反映させます。多くの場合、知りたいのは予定どおり進んでいるか、止まっている所や自分が判断すべきことがあるか、です。日報の先頭に「判断してほしいこと」の欄を置くだけでも、読む時間は短くなります。

次に、読む側もAIを使います。部下全員の日報をAIに渡して、「止まっていることと、判断を求められていることだけを人ごとに挙げて」と頼めば、全文を読む前に、どこを読めばよいかが分かります。全文は、気になった人の分だけ読めば足ります。

最後に、読んだことを返します。一言でもコメントが返ってくると、書く側は日報を「出すだけのもの」と感じにくくなります。AIで浮いた時間は、この返事に回すのがおすすめです。

チーム全体の進み具合を、日報を待たずに把握したい場合は、チームの進捗管理を見える化する方法で、ToDoを一か所に集めてAIに読ませるやり方を詳しく説明しています。

日報の自動化が続かない理由と、続く仕組み

AIで日報を作り始めても、数週間で元に戻ることがあります。いちばん多いのは、メモを貼る手間が残っているケースです。AIが整える時間は短くても、メモを集めて貼る作業が毎日あると、忙しい日から抜けていきます。メモが「打ち合わせ」「資料作成」だけだと、AIが作る日報も中身が薄くなり、読む側も読まなくなります。

続けるための考え方は、日報のための入力をなくすことです。普段の仕事を進める場所に、終えたこと・途中の判断・作ったものが残っていれば、AIはそこを読んで日報を作れます。書く側は仕事をするだけで、日報の材料が勝手にたまります。

この形にすると、日報を書き忘れることも、仕事の記録と日報の中身が食い違うこともなくなります。上司が読むのも、同じ記録から作られた要約です。

図:日報のための入力をなくす仕組み。普段の仕事を進める場所に残った、終えたこと・途中の判断・作ったものをAIが読んで日報・週報にし、上司は同じ記録から作られた要約を読む。

AIで日報を作る時の注意点

AIが作った日報は、下書きとして扱います。数字・日付・取引先の名前は、提出する前に必ず自分で確かめてください。AIはそれらしい内容で空白を埋めることがあるため、プロンプトに「書かれていないことは書かない」「分からない所は(要確認)と残す」と入れておくと、事実と推測が混ざりにくくなります。

社外秘の情報や顧客の個人情報をAIに入れる前に、会社としてどこまで入れてよいかを決めておきます。チャットAIは、仕事用のプランかどうかで入力の扱いが変わることがあるので、使うプランの設定を確認してください。

日報の件数や長さを、そのまま人の評価に使うのも避けたほうが安全です。AIで作れば長い日報は誰でも書けます。評価の材料にするなら、何が終わり、何が前に進んだかを見ます。

Addnessで日報・週報を自動で作るやり方

Addnessは、チームとAIが同じ情報を共有して仕事を進めるためのワークスペースです。ゴール・ToDo・コメント・成果物が一か所に残り、Claude Code・Codex・ChatGPT・CursorなどMCPに対応したAIが、それを読んで仕事を進めます。上で書いた「仕事の記録からAIが自動で作る」形を、Addnessでは次のように組みます。

1. 普段の仕事を、ゴールとToDoで進める

目標を子ゴールに分け、いちばん下の動ける単位をToDoにします。今日取り組むものは、行頭の「+」で「今やるべきToDo」に入れ、未着手 → 実行中 → 完了と進めます。途中の判断や相談はゴールのコメントに、作った資料はゴールのリソースに残します。

これが日報の材料になります。ゴールの置き方はゴール・タスク・KPIの機能紹介にまとめています。

2. AIに、その日の記録から日報を作ってもらう

AddnessをMCPでつないだAI(つなぎ方はAddness MCPのつなぎ方)に、次のように頼みます。

Addnessで、今日私が完了したToDoと、動かしたゴール、書いたコメントを読んで日報を作って。
形は「今日の要約(3行)」「終わったこと」「進行中のこと」「止まっていること・相談したいこと」「明日やること」。
記録に無いことは書かず、止まっている理由が記録に無ければ「記録なし」と書いて。できた日報は「日報を書く」のゴールにコメントで残して。

AIは、頼んだ人が閲覧できる範囲のゴール・ToDo・コメントを読んで日報にします。メモを集めて貼る作業はありません。

3. 日報・週報をルーティンにする

毎日・毎週の決まった仕事は、テンプレートのルーティンで自動で並べられます。たとえば「日報を書く」というゴールに、上の頼み方を「理想」の欄に書いておき、「テンプレートとして保存」します。そのテンプレートからルーティンを作り、リズムを毎日、担当者を自分にすると、決めた日にそのゴールが自分の「今やるべきToDo」へ自動で入ります。週報なら、リズムを毎週(曜日指定)にします。

あとは、その行の「AIに依頼する」から「進める」を選ぶか、今やるべきToDoの見出しの「…」から「AIで今やるべきToDoを始める」を選びます。AIはゴールの理想を読んで動くので、毎回プロンプトを書き直す必要はありません。ルーティンの作り方はテンプレート・ルーティンの機能紹介にあります。

4. 上司は、チームの分をまとめてAIに聞く

読む側も、部下の日報を1本ずつ開く必要はありません。

「(チームの目標の名前)」の下で、今週メンバーが完了したゴールを、人ごとに3行でまとめて。そのあと、期日を過ぎたまま止まっているゴールと、コメントで判断を待っているものだけを別に挙げて。

AIが読めるのは、頼んだ上司が閲覧できる範囲のゴールとコメントです。気になる所が見つかったら、そのゴールのコメントで本人に聞けば、やり取りも次の日報の材料として残ります。

アドネス社の例:別の日報を書かずに、全社のレポートが届く

アドネス社では、約100人が同時に動く組織を運営しています。以前は、朝礼で一人ずつ進み具合を確認し、日報を読み、チャットをさかのぼり、足りない情報を本人に聞いて、全体像を作っていました。

今は、メンバーがこのために別の日報を書くことはしていません。普段の仕事をAddnessで進め、進捗があればゴールを更新し、判断や相談はコメントに、成果物はゴールに残します。その記録をもとに、前日分の「全社デイリーレポート」がAIで作られ、会社の全体LINEに届きます。レポートの先頭には前日に会社全体で起きたことの要約があり、その下に最上位のゴールへの貢献を表す「ゴールインパクト指数」と、メンバーごとの完了・手入れの件数が並びます。

入力と報告を別の仕事に分けず、仕事と報告を二重入力にしないことが、この運用を続けられている理由だと社内では考えています。進み具合を順番に聞くためだけの時間は、詰まりを解消し、優先順位を決める話し合いに変わりました(note:100人が何をしているか。全プロジェクトがどこまで進んだか。全部見える。【Addness使いこなし事例 vol.2】)。

料金(2026年10月時点)

料金は使う人の数で決まり、1人から使えます。日報・週報をルーティンで回す場合は、ルーティンの本数も見てください。

プラン月払い(1人あたり)年払い(1人あたり)ルーティン
Starter$4.99月払いのみ3本
Pro$19$1903本
Focus$39$390無制限
Unlimited$69$690無制限

Starterは、自分のAIをMCPでつないで使うプランで、アプリ内のAIはありません。Pro以上の月払いは7日間無料で試せます。プランごとの違いは料金ページをご覧ください。

よくある質問

日報をAIで作成するのは、無料でもできますか?

できます。仕事のメモを無料のチャットAIに貼り、プロンプトで整えてもらう方法なら、追加の費用はかかりません。ただし、社外秘の情報を入れてよいかは事前に社内で決めておいてください。Addnessには無料プランは無く、Starterの$4.99(1人・月払い、2026年10月時点)からです。

AIが作った日報を、そのまま提出してもいいですか?

下書きとして見直してから出すのが安全です。数字・日付・相手の名前を確かめ、判断の理由や困っていることは自分の言葉で足してください。

週報を自動で作るには、何を用意すればいいですか?

1週間分の日報か、完了したタスクと会議の記録です。AIには日付順ではなく案件ごとにまとめるよう頼み、記録に無い成果は書かないよう指示します。

日報のプロンプトは、どう書けばいいですか?

誰向けの日報か、項目と順番、それに「書かれていないことは書かない」という一文を入れます。この記事の例をもとに、自社の項目に置き換えて使ってください。

上司が部下全員の日報を読む時間を減らすには?

全員分をAIに渡し、止まっていることと判断を求められていることだけを人ごとに挙げてもらいます。全文は、気になった人の分だけ読めば足ります。Addnessなら、日報を集めなくても、チームのゴールとコメントをAIに読ませて同じことができます。

ChatGPTでもAddnessの記録から日報を作れますか?

作れます。ChatGPTには公式プラグインでAddnessをつなげます。Claude Code・Codex・Cursorなど、MCPに対応したほかのAIからもつなげます。

日報・週報のAI化を始めるには

まずは今日の終わりに、メモとこの記事のプロンプトで日報を1本作ってみてください。続けられそうなら、日報のための入力をなくす段階に進みます。

Addnessで試す場合は、Addnessのはじめ方から、ゴールとToDoを置くところまで進めてください。チームの日報・週報をどう組み替えるか相談したい場合は、無料の導入支援で、今の報告の流れを伺いながら、最初に置くゴールとルーティンを一緒に決めます。AddnessそのものについてはAddnessとはにまとめています。

※この記事は2026年10月15日時点の情報です。Addnessは日々アップデートしているので、画面や手順が今と少し違うことがあります。

この記事を書いた人

アドネス株式会社 マーケティング 竹内翼

Addnessのマーケティング責任者。150人規模の会社で人事責任者も務めました。