AIエージェントの管理方法|社内で複数のAIを使う時の台帳・記録・止める基準・費用の見え方
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7日間無料で試すAIエージェントの管理とは、社内で動いているClaude Code・Codex・ChatGPTなどのAIについて、誰が・どのAIに・何を任せ・何をやったかを人が後から確かめられ、必要な時に止められる状態にしておくことです。権限の線引きが「始める前」の決めごとなら、管理は「動いている間と、動いた後」の仕組みです。
要点
- 管理するのは、台帳(誰がどのAIを何につないでいるか)、記録(何をやったか)、止める基準、費用の4つです
- AIとの会話は、使った人のパソコンの中にしか残りません。やったことは、仕事のページなど人が読める場所に戻させます
- 「確認待ち」で止まっているAIを放っておくと、仕事はそこで止まります。状態が一目で分かる形にしておきます
- Addness(アドネス)では、MCPでつないだAIの作業がゴールに残り、作業中・確認待ちが行のマークで分かります。AIは料金の人数に数えません
AIエージェントの管理で押さえる4つのこと
AIエージェントを1人で1つ使っているうちは、管理は要りません。会話を見れば、何をしたかが分かるからです。社内で何人もが、それぞれClaude CodeやCodexやChatGPTを使い、業務ツールにつなぎ始めると、話が変わります。誰のAIが何をしたのかを、本人以外は確かめられなくなります。
管理では、次の4つを押さえます。
| 管理するもの | 答える問い |
|---|---|
| 台帳 | 誰が・どのAIを・何につないでいるか |
| 記録 | 何を任せ、何をやったか |
| 止める基準 | どんな時に、誰が止めるか |
| 費用 | どこで・いくらかかっているか |

AIにどこまで任せるか、どの操作に人の承認を挟むかといった線引きは、AIエージェントの権限・承認ルールの決め方で扱っています。この記事は、線を引いた後に、動いているAIをどう見て、どう止めるかの話です。
複数のAIを社内で使うと起きること
管理の仕組みが無いまま使う人が増えると、だいたい次のことが起きます。
- やったことが会話の中にしか残らない。上司や代わりの人が「何を送ったのか」「なぜそうしたのか」を確かめられない
- 同じ仕事を、別の人のAIが別々に進めている
- AIが確認待ちで止まっているのに、頼んだ本人が気づかず、仕事が何日も止まる
- AIの契約が個人ごとにばらばらで、会社として何にいくら払っているか分からない
- 辞めた人や異動した人の接続が、業務ツールにつながったまま残る
どれも、AIの性能の問題ではありません。AIが何をしているかが、使っている本人の画面の外に出てこないことが原因です。
AIエージェントの台帳を作る
最初に、社内で使っているAIの一覧を作ります。表計算のシート1枚で足ります。1行に、1人が使う1つのAIを書きます。
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 使う人 | 名前 |
| AI | Claude Code、Codexなど |
| つないだツール | MCPでつないだ業務ツール |
| 任せている仕事 | 1〜3つ |
| 確認する人 | 承認つきの操作を見る人 |
| 契約 | 会社契約か個人契約か、プラン |
「つないだツール」の欄が大事です。AIエージェントは、MCP(AIと業務ツールをつなぐ共通の決まりごと)でつないだツールを、多くの場合つないだ人の名義で読み書きします。どのAIがどのツールに手が届くかが分かっていれば、何か起きた時にどこを止めればよいかもすぐ分かります。MCPの仕組みはMCPとはにまとめています。
台帳は、AIを使い始める時と、つなぐツールを足す時に書き足します。人が辞める時、異動する時は、その人の行を見て接続を外します。
AIがやったことを、人が読める場所に戻す
AIとの会話は、その人のパソコンやアカウントの中にしか残りません。後から確かめられるようにするには、AIに、やったことを決まった場所へ書き戻させます。
書き戻させることは、次の4つです。
- 何をやったか(作ったもの、変えたもの、送ったもの)
- なぜそうしたか(判断の理由、選ばなかった案)
- どこで止まったか(確認が要ること、分からなかったこと)
- 作ったものの置き場所
置き場は、その仕事のページが向いています。タスク管理やプロジェクト管理のツールで、その仕事のカードやページに書かせると、仕事と記録が離れません。依頼文には、次のように一言足しておきます。
終わったら、やったこと・判断の理由・確認してほしいことを、この仕事のページに書いて。
作ったファイルの場所も添えて。
注意したいのは、AIが書いた記録は、AI自身の報告だという点です。書き漏れや、思い込みが入ることもあります。業務ツール側に、誰がいつ何を変えたかの履歴(アクティビティログ)が残るなら、AIの報告と見比べられるようにしておくと安心です。
動いているAIの状態を見る
複数のAIが同時に動いていると、どれが作業中で、どれが人の返事を待っているかが分からなくなります。状態は、少なくとも次の3つが分かれば十分です。
| 状態 | 人がすること |
|---|---|
| 作業中 | 待つ |
| 確認待ち | 返事をする |
| 反応なし | 止まった理由を確かめる |
いちばん見落としやすいのは確認待ちです。AIは、送信や削除の前、判断が要る場面で止まって、人の返事を待ちます。その返事が遅れるほど、仕事は止まります。1日に何回か、確認待ちのAIが無いかを見る時間を決めておくと、AIに任せた仕事が進みます。
AIを止める基準と止め方
止める基準は、AIが自分で止まる場面と、人が止める場面に分けて決めます。
AIが自分で止まる場面は、依頼文やAIへの指示(Claude Codeなら CLAUDE.md、Codexなら AGENTS.md)に書いておきます。
- 決めていない操作(送信・削除・社外への共有など)をしようとした時
- 指示があいまいな時、思っていた結果と違う時
- 同じ失敗を2回くり返した時
人が止める場面は、社内のルールに書いておきます。
- AIの記録に、頼んでいない操作が出てきた時
- 長い時間、報告が無い時
- 費用が、決めた上限を超えそうな時
- 使っている本人が長く不在になる時、辞める時
止め方は、弱い順に3段あります。
| 段 | 止め方 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 1 | 会話を止める | 今の作業だけ止めたい |
| 2 | ツールの接続を外す | そのAIを当分使わない |
| 3 | 組織から外す | 本人が辞める・異動する |
Claude Codeなら、/mcp の画面でサーバーをオフにすると、設定を残したまま接続だけを止められます(2026年10月時点の公式ドキュメント)。「おかしいと思ったら誰が止めてもよい」と書いておくと、気づいた人がためらわずに止められます。
AIエージェントの費用の見え方
AIエージェントの費用は、大きく2か所で発生します。
| どこで | 何の費用か |
|---|---|
| AIの側 | Claude・ChatGPTなどの契約、使った量の料金 |
| 業務ツールの側 | AIがつなぐツールの料金 |
AIの側の費用は、契約の形で見え方が変わります。社員が個人のカードで契約していると、会社からは見えません。会社で契約し、台帳の「契約」の欄に誰がどのプランを使っているかを書いておくと、AIにかかる費用を1か所で追えます。Claude Codeのプランと使用量の考え方はClaude Codeの料金とプランの選び方にまとめています。
業務ツールの側では、AIをどう数えるかを確かめます。AIエージェントを1つつなぐごとに利用者が1人増える数え方だと、AIを増やすほど料金も増えます。
Addnessでは、MCPでつないだAIエージェントは、何体いても料金の人数に入りません(2026年10月時点の料金プラン)。Claude Code・CodexからMCPで行う操作は、Addnessの中のAIの利用枠も使いません。Addnessの中のAI機能(議事録・文字起こしなど)の使用量は、組織の設定の「使用量」で見られ、「メンバー別詳細を見る」から各メンバーの実行数とコストの目安も確かめられます。
Addnessで、動いているAIを管理するやり方
Addnessは、会社のゴールとToDo、仕事の経緯を1つの木で持ち、Claude Code・Codex・ChatGPTなどのAIがMCPで読み書きできるワークスペースです。台帳・記録・状態・止める場面の4つが、ゴールの上にまとまります。

誰のAIかは、つないだ本人で決まる
AddnessへのMCP連携は、ログインした本人の名義で、AIがAddnessを読み書きする仕組みです。つなぐ時は、本人がブラウザでAddnessにログインして「許可する」を押します。APIキーは使いません。AIが見られるのは本人が見られるゴールだけで、AIが行う操作も本人の権限の範囲に限られます。AIの操作は誰のAIかがはっきりしているので、台帳の「使う人」と「つないだツール」がそのまま追えます。つなぎ方はAIエージェント接続(MCP)にあります。
仕事はゴールで渡し、状態はゴールの行で見る
ゴールの行の「AIに依頼する」から「進める」を選ぶと、AIはゴールの理想・メモ・親と子のゴール・コメント・AIメモリを読んでから作業を始めます。人は、やりたいことを伝えるだけです。理想があいまいなら、AIが作業の前に擦り合わせ、理想の更新や子ゴールへの分解もAIが行います。
AIが作業しているゴールには、作業しているメンバーのアイコンとAIのマーク(Claude Code・Codexなど)が付きます。点の色は、緑が作業中、黄色が確認待ち、灰色が反応なし(2時間以上、報告がない)です。黄色の行は、返信すると続きが始まります。マークを押すと、AIの会話を開いたり、AIからの質問のコメントへ移ったりできます。
やったことは、ゴールに残る
MCPでつないだAIがゴールで作業すると、何を決めて、何を作って、何が分かったかが、ゴールの「AIメモリ」に自動で残ります。内容が違う記録は、理由を書いて取り消せます。取り消した記録も消えずに、理由つきで残ります。
ほかのメンバーへの確認は、AIがゴールのコメントでその人をメンションして行います。ゴールの作成・更新・コメントなどの履歴は、ゴールの「アクティビティログ」で見られます。メンバー一覧からメンバーを開くと、その日に入れたToDo・完了したToDo・動いていたゴールと、アクティビティ履歴が並びます。
送信・削除・本人が決めることの前で止まる
「進める」で渡した仕事でも、AIアプリが求める権限の確認、メールやメッセージの送信、データの削除の前では、AIは止まって依頼した人に戻ってきます。理想があいまいな時や、進め方の候補から選ぶ時のように、本人にしか決められないことも同じです。ログイン・本人確認・決裁のように人にしかできない作業も戻ってきます。
依頼文に、止まってほしい場面を書き足しておくこともできます。
このゴールを進めて。
調べる・下書きまでは、そのまま進めてよい。
お客様への送信、データの削除、社外への共有の前は止まって、私に確認して。
決めたことと作ったものは、このゴールに残して。
人が抜けた時
管理者が組織の設定の「メンバー」からその人を除外すると、その人のアサインはすべて外れ、責任者だったゴールは親ゴールの責任者に移ります。AIの接続は本人の権限で動いているので、本人が組織から外れれば、そのAIも組織のゴールを読めなくなります。
社内の事例:AIが回す仕事を、ゴールで見ている
Addnessを運営するアドネス株式会社(100人規模)では、AIに任せた仕事の多くを、この形で見ています。
広告運用の担当者は、出稿と、広告ごとの入金の照らし合わせをAIに任せています。LINEで出稿の依頼が来るとAIが出稿して返信し、決まった時間に入金を照らし合わせて、止めるべき広告を根拠つきで提案します。広告を止めるのはお金に関わる判断なので、最後のOKだけは人に残しています。人がいなくても動いている自動化はほかに10個あり、10月の4日間で、担当者のゴールの下で41件の仕事が完了しています(「【広告運用をAIが回す】LINEで頼むだけで1分で出稿、2〜3時間かかった入金の照合も0分に【Addness使いこなし事例 vol.6】」)。
管理する側は、ゴールに残った記録をAIに読ませて確かめています。「今週、動きが止まったゴールと、ログに残っている理由をまとめて」と聞くと、AIは聞いた人が見られる範囲のゴール・コメント・成果物・アクティビティログを読んで答えます。理由がログに残っていなければ、AIは推測せず「理由は記録されていない」と答えます(「100人が何をしているか。全プロジェクトがどこまで進んだか。全部見える。【Addness使いこなし事例 vol.2】」)。ほかの使い方は実例紹介にもあります。
よくある質問
AIエージェントの管理ツールは必要ですか?
社内の数人がClaude CodeやCodexを使う段階なら、専用の管理ツールが無くても始められます。台帳はシート1枚、記録はAIに仕事のページへ書き戻させ、止め方をルールに書けば、最低限の管理になります。使う人とつなぐツールが増え、記録を探す手間が大きくなってきたら、AIの作業がそのまま仕事のページに残るツールを検討します。
AIエージェントの権限管理と、AIエージェントの管理は何が違いますか?
権限管理は、AIに何をさせ、何をさせないかを始める前に決めることです。この記事で扱う管理は、動いているAIの状態を見て、やったことを確かめ、必要な時に止めることです。権限の決め方はAIエージェントの権限・承認ルールの決め方にまとめています。
AIエージェントを増やすと、費用はどれくらい増えますか?
AIの側の契約(Claude・ChatGPTなどのプラン)と、つなぐ業務ツールの料金の数え方で決まります。Addnessでは、MCPでつないだAIエージェントは何体いても料金の人数に入らず、Claude Code・CodexからMCPで行う操作はAddnessの中のAIの利用枠も使いません(2026年10月時点)。
社員が個人で契約したAIを、仕事につないでもよいですか?
個人の契約は、会社から費用も設定も見えません。入力した情報の扱いも、その人の契約と設定で決まります。業務に使うAIは会社で契約するか、少なくとも台帳に契約の種類を書き、学習に使われない設定になっているかを確かめてください。
退職した人のAIは、どう止めればよいですか?
その人がAIをつないでいた業務ツールから、その人のアカウントを外します。AIは本人の名義で動いていることが多いので、本人のアカウントが外れれば、AIもそのツールに入れなくなります。台帳でその人の行を見て、つないでいたツールを漏れなく外します。
AIの作業記録は、監査の資料として使えますか?
AIが書き戻した記録は、AI自身の報告です。正確さを確かめる資料としては、業務ツール側の変更履歴と見比べて使うのが無難です。Addnessでは、ゴールのアクティビティログで変更の履歴を見られます。全部をまとめて書き出すボタンは無いので、記録をファイルにしたい時は、つないだAIに「このゴール以下を、本文とコメントも含めてファイルに書き出して」と頼みます。データの扱いはセキュリティにまとめています。
次にやること
まずは、社内で使っているAIを台帳に書き出し、確認待ちのAIを見る時間を1日の中に決めてみてください。Addnessを始める手順ははじめ方にあります。Pro以上の月払いなら、7日間の無料トライアルで試せます。
どの仕事からAIに任せ、どこで人が見るかを一緒に決めたい場合は、無料の導入支援でご相談ください。申し込みは導入支援の相談フォームからどうぞ。
※この記事は2026年10月16日時点の情報です。Addnessは日々アップデートしているので、画面や手順が今と少し違うことがあります。
この記事を書いた人
アドネス株式会社 マーケティング 竹内翼
Addnessのマーケティング責任者。150人規模の会社で人事責任者も務めました。
