AIアシスタントを仕事で使う方法|自分専属のAI秘書に日々の雑務を任せる作り方

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要点

  • AIアシスタントは、予定の整理・メールの下書き・議事録・ToDo整理・調べものといった日々の雑務から任せると、仕事で使いやすくなります
  • 「自分の秘書」にするには、自分の仕事の目的と現状を、AIが毎回読みに行ける場所に書いておきます
  • 送信・支払い・約束のように外に出ていくものは、AIが下書きまで作り、人が確かめてから出します
  • くり返す雑務はルーティンに、会議は議事録Botに任せると、頼む手間そのものが減っていきます

AIアシスタントとは、言葉で頼むと、調べもの・文章の下書き・情報の整理などの作業を手伝ってくれるAIのことです。仕事でAIアシスタントを使うときに差が出るのは、AIの賢さよりも、あなたの仕事の事情をAIがどれだけ知っているかです。この記事では、ChatGPTやClaudeを「質問に答えてくれる相手」から「自分専属のAI秘書」に育てる方法を、何を任せるか・どう作るか・どこに気をつけるかの順に説明します。

AIアシスタントとAI秘書の違い

AIアシスタントは、AIに作業を手伝わせる使い方全般を指す言葉です。AI秘書は、その中でも自分の予定・連絡・ToDo・会議のまわりの雑務を任せる使い方を指して使われることが多い呼び名です。ここでは、AI秘書を「自分のことをよく知っているAIアシスタント」として扱います。

両者を分けるのは、AIが何を知っているかです。

比べるところその場で質問するAIアシスタント自分専属のAI秘書
知っていることその場で打った文章だけ自分の担当・進めている仕事・過去に決めたこと
頼み方毎回、背景から説明する「いつもの週報、今週の分を作って」で通じる
やってくれること答えや文章を返すToDoの整理や記録の更新まで進める
結果の残り方会話の中に流れる仕事の置き場所に残り、次の依頼で使われる

なお、AIエージェントという言葉もよく見かけます。人が一つずつ指示しなくても、決められた範囲で自分で手順を考えて作業を進めるAIのことで、Claude CodeやCodexがその代表です。この記事で作るAI秘書も、中身はこのAIエージェントを自分の雑務向けに使う形です。

ひとつの仕事をまるごとAIに任せたい場合は、AI社員の作り方で手順をまとめています。この記事では、日々こまごまと発生する自分の雑務を、専属のアシスタントとして引き受けてもらう使い方に絞ります。

仕事でAIアシスタントに任せられること

最初は、判断の手前にある下ごしらえから任せます。決めるのは自分、そのための準備と後片付けはAI、という分け方にすると失敗が少なくなります。

任せること頼み方の例人が確かめること
予定の整理「今日の予定とやることを並べて、空き時間に何をやるか案を出して」何を優先するか
メール・連絡の下書き「この問い合わせへの返信を、丁寧な文面で下書きして」宛先・数字・約束の中身
議事録と決まったこと「会議の文字起こしから、決まったことと宿題を書き出して」担当者と期日が合っているか
ToDoの整理「今週のToDoを、急ぐものと後でよいものに分けて」外したToDoに抜けがないか
調べもの「この会社の公開情報を調べて、商談前に知っておくことを5つにまとめて」出典と数字

予定の整理

カレンダーの予定とToDoを並べて、「この30分で何をやるか」を一緒に決めてもらう使い方です。AddnessではGoogleカレンダーを連携すると(Focus以上)、今日の予定が「今やるべきToDo」の一覧に並びます。予定は読み取るだけで、Addnessがカレンダーの予定を作ったり消したりすることはありません。

メールや連絡の下書き

返信の文面づくりは、AIアシスタントがいちばん得意な仕事のひとつです。相手との経緯や、自社の言い回しの決まりをAIが知っているほど、手直しが少なくなります。送るのは自分で行うか、AIに送らせる場合も「送る前に宛先と文面を見せて」と必ず添えます。

議事録と決まったことの書き出し

会議のあと、決まったことと「誰が・何を・いつまでに」を書き出す作業は、AIに任せやすい仕事です。Addnessの議事録BotをGoogle MeetやZoomの会議に参加させると、文字起こしの議事録がゴールかフォルダに保存されます。詳しくは議事録を自動で作る方法にまとめています。

ToDoの整理と調べもの

ToDoの整理は、並べ替えや分類だけならすぐに任せられます。調べものは、AIがもっともらしい間違い(ハルシネーション)を書くことがあるので、数字や固有名詞は出典を付けさせて、自分で確かめます。

自分専属のAI秘書を作る方法

AI秘書づくりでやることは、AIに何を覚えさせるかを決めて、それをAIが毎回読める場所に置くことです。ここでは、Addness(アドネス)を「秘書が読む仕事の置き場所」にして、いつものAI(Claude Code・Codex・ChatGPT・Claude)をつなぐ作り方を説明します。

図:AI秘書は今やるべきToDo・AIに依頼する・スマホ・LINEから頼まれ、指示メモの約束ごとを守り、MCPでAddnessのゴールの理想・メモ・資料を毎回読みに行く。

1. 自分の仕事を、AIが読める場所に書く

人の秘書が最初に覚えるのは、上司が何を担当していて、いま何が進んでいるかです。AI秘書にも同じことを渡します。

Addnessでは、仕事ごとにゴールを作り、ゴールの「理想」にどこまでやれば終わりかを、「メモ」に目的・現状・経緯を書きます。MCPでつないだAIは、そのゴールで作業するときに、ここに書いた理想とメモを読みます。関係する資料はゴールの「リソース」に置いておけば、要約して貼り直す必要もありません。AIがそのゴールで作業した記録は「AIメモリ」に残り、次に頼んだときに続きから始められます。

最初から全部の仕事を書く必要はありません。いま手を付けている仕事を3つほどゴールにして、理想とメモを数行ずつ書くところから始めてください。ゴールの使い方はゴール・タスク・KPIの機能紹介で確認できます。

2. いつものAIをAddnessにつなぐ

使っているAIに、次の一文を送ります。APIキーは要りません。ブラウザでAddnessにログインして許可する所だけ、自分で行います。

Addness MCP(https://vt.api.addness.com/mcp)を設定してください

MCPは、AIを外部のサービスにつなぐための共通の仕組みです。つないだAIが行う操作は、あなたの権限の範囲に限られ、あなたが見られないデータをAIが見ることはありません。AIごとの手順はAddness MCPのつなぎ方にあります。

3. 秘書との約束ごとを、指示メモに短く書く

Claude Codeは作業フォルダのCLAUDE.md、CodexはAGENTS.mdという指示メモを、仕事を始めるときに最初に読みます。ここには、どの仕事でも変わらない約束ごとだけを書きます。仕事ごとの中身はゴールに書いてあるので、指示メモは短くて足ります。

# 秘書としての約束ごと
- 仕事の目的と現在地はAddnessのゴールにある。頼まれたら、まずそこを読む
- メール・LINE・チャットを社外に送る前は、宛先と文面を見せて確認をとる
- 予定の確定・支払い・契約にかかわることは、案を出すだけにする
- 分からないことは推測で埋めず、分からないと書く
- 終わったら、やったことと次にやることを、そのゴールに戻す

チームの決まりごとを指示メモに書きすぎないコツは、Claude Codeに会社の文脈を共有する方法で詳しく説明しています。

4. 一日の始まりに、今やるべきToDoをまとめて渡す

AI秘書に毎日頼む仕事の入口は、Addnessのゴールページにある「今やるべきToDo」です。自分で今日やるものを選んで並べたら、「今やるべきToDo」見出しの「…」から「AIで今やるべきToDoを始める」を押すと、並べたToDoを上から順にAIに進めてもらえます。

1件だけ頼みたいときは、ゴール行の「AIに依頼する」を使います。「進める」はAIが理想と現状の差分から次にやることを決めて進める頼み方、「壁打ちする」はAIと話しながら考えを整理する頼み方、「質問する」はゴールを変えずに質問に答えてもらう頼み方です。言葉で頼むなら、次のように書きます。

今やるべきToDoを見て、AIに任せられるものを上から順に進めて。
社外に送るものと、私が決めることだけ、先に聞いて。

5. くり返す雑務はルーティンにする

週報の下書き、定例会議の準備、月末の数字の集計のように、決まった日にくり返す雑務は、テンプレートにしてルーティンを作ります。リズムは毎日・毎週(曜日指定)・毎月(日付指定・月末も可)から選べ、決めた日になると、そのゴールが担当者の「今やるべきToDo」に自動で入ります。あとは4と同じようにAIに渡すだけです。

頼む内容が毎回同じなら、テンプレートのゴールの理想とメモに手順を書いておけば、依頼文は「上から順に進めて」で足ります。設定のしかたはテンプレート・ルーティンの機能紹介にあります。

6. 会議は議事録Botに任せ、決まったことをToDoにする

会議の記録は、自分で書かずに議事録Botに任せます。議事録ページの「議事録作成を依頼」から会議URLと保存先のゴールを選ぶと、Botが会議に参加し、終わると文字起こしの議事録が保存されます。Googleカレンダーを連携すれば、議事録画面の「これからの予定」で予定ごとに録画を予約することもできます。

会議が終わったら、AI秘書に次のように頼みます。

Addnessにある「(会議の名前)」の議事録を読んで、決まったことと、
宿題(誰が・何を・いつまで)を書き出して。私の宿題はToDoに追加して。
聞き取れない所や、担当が分からないものは入れずに一覧で見せて。

使い方はMeet・Zoom議事録Botの機能紹介にまとめています。

図:AI秘書との1日の流れ。今日やるToDoを自分で選び、AIが上から順に進め、社外に送るものと決めることは先に聞く。会議は議事録Botに任せ、宿題をToDoにして、結果はゴールに戻る。

スマホやLINEから頼む

秘書に用事を頼みたくなる場面は、パソコンの前を離れているときにもよくあります。Addnessでは、外出先から頼む入口がいくつかあります。

入口できること必要なもの
LINE公式アカウントLINEでAddnessのAIに話しかけて、ゴールの確認・作成・完了、コメント、担当の変更を頼むLINEアプリ
個人のLINEMCPでつないだAI(Claude Code・Codex)が、あなたのLINEのトークを読む・送るデスクトップアプリとスマホのLINE
スマホからの依頼スマホのAddnessアプリの「AIに依頼する」で、パソコンのClaude Code・Codexに依頼を届ける開いているデスクトップアプリ

LINE公式アカウントは、Addnessの個人設定 › 連携の「LINE」で「LINEを連携する」を押し、公式アカウントを友だちに追加してつなぎます。移動中に思いついた用事を「来週の見積もり作成をゴールにして」と送っておく、といった使い方ができます。

個人のLINEは、パソコンのデスクトップアプリからつなぐと、「昨日の××グループの会話をまとめて」「LINEで◯◯さんに△△と送って」のようにAIに頼めるようになります。AIがLINEを読む・送るのは、デスクトップアプリを開いたパソコンが起きている間だけで、使えるのはAppleシリコン(M1以降)のMacと64ビット版のWindowsです。一括送信のようなふだんと違う使い方はLINEの規約に反するおそれがあるので、ふだんの送受信の範囲で使います。デスクトップアプリについてはAddnessのデスクトップアプリをご覧ください。

アドネス社内の事例

Addnessを運営するアドネス株式会社でも、こうした雑務をAIに任せています。公開している「Addness使いこなし事例」のうち、2本がこの使い方にあたります。

会議からのToDo出しの例では、議事録Botで残した文字起こしをClaude Codeに読ませ、決まったことと宿題を拾ってToDoに1件ずつ追加しています。約40分の会議から、宿題10件と、その場で時間が決まった打ち合わせ2件が、それぞれの担当者のToDoになりました。誰の宿題か特定できなかったものは、決まりどおり入れていません(会議からのToDo出しをAIで自動化!【Addness使いこなし事例 vol.11】)。

広告運用の例では、個人のLINEをつなぎ、LINEグループに届いた出稿の依頼をClaude Codeが受けて、設定を確かめてからグループに返信しています。ゴールの本文には「止める基準」「出稿の前に確かめること」「入金の照合に使うシートの場所」を書いておき、AIはそれを読んでから動きます。広告を止めるかどうかは、AIが理由を添えて候補をLINEで送り、人が決めています(【広告運用をAIが回す】LINEで頼むだけで1分で出稿、2〜3時間かかった入金の照合も0分に)。

どちらも、ルールをゴールに書いておき、外に出るものと決めることは人に残す、という形で回しています。

AIアシスタントを仕事で使うときの注意点

注意すること起きること対策
もっともらしい間違い数字や固有名詞が事実と違う出典を付けさせ、外に出す前に自分で確かめる
送信の自動化宛先違い・言い過ぎの文面がそのまま届く「送る前に見せて」を指示メモに書いておく
機密情報の扱い見せてはいけない情報までAIに渡る人事評価や預かった資料など、見せないものを先に決める
任せすぎ自分が経緯を把握できなくなる結果はゴールに戻させ、週に一度は目を通す
背景を渡さない依頼どこにでもある一般論が返ってくる依頼文を工夫する前に、ゴールの理想とメモを書く

会社で使うなら、入力がAIの学習に使われず、退職時に会社が利用を止められる法人向けのプラン(Claude Team・ChatGPT Business)を選ぶと安心です。Addnessのデータの扱いはセキュリティにまとめています。

AI秘書にかかる費用

費用は、AIの側の契約と、仕事の置き場所の料金の2つです。AIの側は、Claude Codeなら Claude Pro、Codexなら ChatGPT Plus の契約から始められ、最初はどちらか1つで足ります。

Addnessの料金は使う人の数だけで決まり、MCPでつないだAIエージェントは何体いても人数に数えません。MCPによる接続はどのプランでも使えます。

プラン月払い(1人あたり)年払い(1人あたり)AI秘書づくりで関係する主な違い
Starter$4.99月払いのみゴール、AIエージェント接続(MCP)、ルーティン 3本。アプリ内のAIはなし
Pro$19$190Starterの全機能に加え、Meet・Zoom議事録Bot 3回/月
Focus$39$390Proの全機能に加え、ルーティン無制限、外部連携(Slack・Googleカレンダー)、議事録Bot 300回/月
Unlimited$69$690Focusの全機能に加え、AI利用量 最大、Meet・Zoom議事録Bot 無制限

(2026年10月時点)国や地域によって、決済時に税が加算されます。Pro 以上の月払いは7日間無料で試せます(クレジットカードの登録が必要です。条件は料金プランをご覧ください)。Freeプランはありません。

よくある質問

AIアシスタントとAI秘書は何が違いますか?

AIアシスタントは、AIに作業を手伝わせる使い方全般を指します。AI秘書は、その中でも自分の予定・連絡・ToDo・会議まわりの雑務を任せる使い方の呼び名です。自分の仕事の事情をAIが知っているかどうかで、使い勝手が大きく変わります。

AI秘書はClaudeやChatGPTで作れますか?

作れます。Claude CodeやCodexのように、パソコンの上で作業できるAIを使うと、ToDoの整理や記録の更新まで任せられます。会話だけのAIでも下書きや調べものには使えますが、仕事の背景を毎回説明する手間がかかります。

無料で使えますか?

Addnessには無料プランはなく、いちばん安いStarterが1人$4.99/月です(2026年10月時点)。Pro 以上の月払いには7日間の無料トライアルがあります。AIの側の料金は、使うAIの公式ページで確かめてください。

プログラミングができなくても作れますか?

作れます。Addnessにつなぐのは、使っているAIに設定を頼む一文を送り、ブラウザでログインして許可するだけです。指示メモも、ふだんの日本語で書いた約束ごとで足ります。

会社の情報をAIに見せても大丈夫ですか?

AddnessにMCPでつないだAIが行う操作は本人の権限の範囲に限られ、本人が見られないデータをAIが見ることはありません。個人のLINEのログイン情報とトークは自分のパソコンだけに保存され、Addnessのサーバーには保存されません。そのうえで、AIに見せない情報は先に決めておきます。

メールやLINEの送信までAIに任せてよいですか?

最初は下書きまでにして、送る前に宛先と文面を見せてもらう形をおすすめします。決まった相手への定型の連絡のように、何度か確かめて問題がなかったものから、任せる範囲を広げてください。

まずは3つの仕事をゴールに書く

AI秘書づくりの最初の一歩は、いま手を付けている仕事を3つほどゴールにして、理想とメモを書くことです。ゴールを置き、今日やることを選び、AIと進めて結果を残すまでの流れははじめ方にまとめています。

自分の仕事に合わせた設定を相談しながら進めたい方は、無料の導入支援をご利用ください。

※この記事は2026年10月15日時点の情報です。Addnessは日々アップデートしているので、画面や手順が今と少し違うことがあります。

この記事を書いた人

アドネス株式会社 マーケティング 竹内翼

Addnessのマーケティング責任者。150人規模の会社で人事責任者も務めました。